曖昧で不確か、不明瞭な表現の先にある、自分の意志や存在意義を探っています。
理想と現実、個人と社会の狭間で揺れ動く、日々の不安や葛藤、悶々とした思いなど、断定的に言い切ることができない思いを、温かく見守れるような肯定的な美しいかたちで留めることができたらと思って描いています。
風景や人物など、描くモチーフも少しずつ広がってきました。
日常の断片、記憶や記録の断片を描くことで、また新たな自分の思考や表現の方向性を確認、発見したいと思います。
版での表現も引き続き模索中です。
和紙の多様性や、図と地の関係などをキーワードに制作しています。
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